eighteight054の思考駄々漏れ日記

独り言が多くて、せっかくだから文章にしてまとめようかなってブログ作ってみました。仕事のことだったり、趣味のこととかいろいろと・・・

正社員も非正社員も

正社員も非正社員も息苦しい社会ではないかと思える。
正社員は、簡単に首を切られることはない、雇用保険や厚生年金も使える。しかし、長時間労働、サービス残業と言う名のぼったくり残業、重すぎる責任、したくもない出世を強いられる。
正社員は辛い、だから非正社員でいいやとなるだろう。だが、そうはうまくいかない。非正社員は正社員に比べるとはるかに責任は軽い、決まった労働時間しか働かなくていい、もちたくない裁量を持たなくてもよいといったメリットがある。その代わり雇用保険や厚生年金は使えない。人があまったり会社の経営がおぼつかなくなると真っ先にリストラのターゲットである(リストラに関しては正社員も最近増えてきて安定性が落ちているので非正社員だけの問題だけではないが)。正社員登用のある非正社員でも契約を伸ばされそのまま切られたり、過度な責任、結果を出せないと給料を払わないと脅しがかかるなど割に合わないプレッシャーをかけられることがある。
今の日本の労働環境はいまだ正社員中心のシステムである。業界や規模によっては半年や1年で転職することが珍しくないし、大手企業でも定年まで働ける保障は皆無だ。年々非正社員が増えている、正社員になったとしても諸事情で辞めざるを得なくて非正社員にならざるを得ない人もいるだろう。
それを努力不足、自己責任だと責める人も少なくない。確かに全然努力をしないで仕事に就けるというのは虫が良すぎるし、ある程度の責任を持つことは大事だ。努力しただけで正社員になれる、そのポジションをずっと維持していられるというわけでもない。すべて自己責任、努力不足というのは、自分だって何時非正社員になるかわからないし、足の引っ張り合い、自分の首を絞めるだけだ。
正社員の仕事に対する過度の責任、非正社員の何時まで働けるかの不安を少しでも取り除かないといけない。例えば、非正社員でもある日数、ある時間以上働けば雇用保険、厚生年金、病欠休暇を使えるといった方法を取り入れ、非正社員の立場の底上げは必要だろう。そうすれば正社員を辞めざるを得なくなった時のダメージは軽くなる、再就職までのつなぎ、ライフスタイルの多様化などが見込めるのではないか。
そろそろ、正社員非正社員の立場の見直しを図らなければならない時期が来ているのは確かだろう。