好きな仕事が見つからない

就職活動や転職活動の際に職を選択しないといけない。職選びの際に好きなことやりたいことを選ぶように本やネット等にアドバイスが載っている。確かにそれは間違いではないと思う。やりたいこと好きなことを仕事に出来れば充実した生活を送れたり受けるストレスを最小限に出来るかもしれない。しかし、それはレアケースにすぎないだろう。働く人全員が好きな仕事やりたい仕事につけたら社会は回らないし、好きなことでも仕事のせいでストレスがたまり嫌気が指すことがあるだろう。

身も蓋もない話になるが、そもそも好きな仕事やりたい仕事が見つからない人もいるだろう。無論僕もその一人だ。新卒の就活の自己分析において顕著だが、妙にポジティブで過去をさかのぼって好きな仕事に結び付けようというのがある。その結び付け方が無理やりすぎないかと思うし、価値観によってはやりたいことが仕事にリンクしないのではないかと思う。

僕の場合は、あまり人と深く関わらない、バリバリ働きたくない、のんびり散歩したりボーっとして過ごしたいと思っている。我慢大会と化している労働環境では好きな仕事を見つけることはできないと思う。そのような価値観は公にしにくい部分がある。好きな仕事が見つからない仕事なんて嫌いだという価値観を認められる社会になれば精神的に病む人もかなり減るのではないかと思わずにいられない。