仕事の一部分でも好きになればそのうち全部好きになれるというのは本当か

僕が読んだことのことのあるビジネス書に何でもいいから仕事のいいところを見て仕事を好きになれというアドバイスを書いてあるのを見かけた。外出先の電車の中が楽しい、自分のアイディアが役立っているなど想像して無理してでも好きなことを見つければそのうち全部が好きになれるということが書いてあった。

一部分が楽しくても仕事全部が好きになるとは限らないと思う。確かに一部分でも楽しみがあれば、それを糧に乗り越えられるかもしれない。それでも好きになれるかは別問題だ。生活の手段、あくまでお金のためとしか考えられないとやりがいなどはどうでもいいという価値観の人もいるだろう。

また、仕事に限らず学校が嫌いな人もいるだろう。帰りの寄り道、休み時間に友だちと話す、体育だけが好き、音楽だけが好き、部活だけが好きという人もいるだろう。そのように一部分が好きでも学校そのものは好きになれないという人ばかりだろう。

無論僕もその一人で、放課後の寄り道、休み時間に他のクラスの友達と話すことだけが楽しみで学校自体は好きになれなかった。

一部分を好きになったとしてもすべてを好きになれるとは限らないし、好きになれないものを無理に好きになる必要もないと思う。